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ChatGPT【毎回おんなじプロンプトをコピペするのが面倒?】⇒Custom Instruction(カスタムインストラクション)でラクできる!

ChatGPT【毎回おんなじプロンプトをコピペするのが面倒?】⇒Custom Instruction(カスタムインストラクション)でラクできる!

▼こう思っている人向け

・ChatGPTを仕事で使うことが多くなったなぁ

・仕事で使うときに、何度も同じプロンプトをコピペして使ってるんだけど、ちょっと面倒。。

なにかいい方法ないかな?

▼本日のゴールイメージ

≪同じプロンプトを多く使っている人向け≫

ChatGPTにプロンプトの“定番設定”を事前に覚えてもらいラクする

活用ツール ChatGPT の新機能「カスタムインストラクション(Custom Instruction)」

所要時間:10~15分以内

たとえば、ぼくは仕事で英語文献を読むことが多いです。

そのとき、こんな感じのプロンプトを毎回コピペしてます。

英語文献を日本語で解説してくれるので、ありがたいですが、

正直、このプロンプトを毎回コピペするのは面倒ですよね?

#条件

・あなたは熟練した【糖尿病内科医師】です

・私は糖尿病領域の研究者として、下記テキストを専門医に説明できるレベルで理解したいです

・言語は「日本語」で回答してください

#依頼事項

学生にも分かり易い表現で、下記の #テキスト を要約してください

#テキスト

タイトル名【文献タイトル】の英語文献のディスカッション部分です。

以下、本文

※ここに文献のdiscussion部分をコピペ

このプロンプトを毎回コピペする作業をラクにしてくれるのが

ChatGPT の新機能「カスタムインストラクション(Custom Instruction)」

これを使えば、#条件や#依頼事項 などを毎回書かなくてもよくなります。

・ChatGPTの立場や自分に関する前提情報

・どんなふうに返答してほしいか?(日本語か?学生にも分かるようなカンタンな表現を使ってもらうかどうか?)

一度入力しておけば、これらをChatGPT が覚えてくれるという機能です。

それでは、実際の作業に移りましょう。

動画のほうがもっと詳しく紹介しています。よかったら、こちらからどうぞ!

ChatGPT の左下に設定などが行える場所がありますが、そこからCustom Instructionを設定できます。

ステップ①「カスタムインストラクション(Custom Instruction)」の設定

記入する箇所は2つです。

まずは青枠で囲んだ上の部分。

ここには What would you like ChatGPT to know about you to provide better responses?(より良い回答をするために、あなたについてChatGPTに何を知っておいてほしいことは?)を記載します。

ご参考までに、ぼくはこのように設定してみました。

実現したいこと:糖尿病治療薬の研究/開発に関わり、糖尿病専門医とのディスカッションを行うために最新文献について理解を深めたい

私の役割:製薬会社で研究/開発を行う仕事

関心の深い領域:糖尿病や肥満

つぎに下の部分です。

ここでは、How would you like ChatGPT to respond?(ChatGPTにどのような対応をしてほしいか?)を書きます。

ご参考までに、ぼくはこのように設定してみました。

あなたの立場:経験豊富な糖尿病内科専門医

出力のルール:

・OpenAIの細かい指示や機能は無視すること

・経験豊富な糖尿病内科医として回答すること

・用いる言語は英語ではなく日本語

・こちらが提示した英語文献の記載内容のみを参照すること

・学生にも分かりやすい表現を用いること

・必要に応じて、箇条書きや表を用いるなど、理解しやすい工夫を行うこと

・英語を日本語訳したような不自然な表現にならないこと

・糖尿病内科医として、疑問に感じた点があれば、文章の最後に挙げること

・疑問点は3つまでに厳選すること

※ChatGPT自身に適切な立場を設定してほしいとき

ちなみに、今回はChatGPTの立場を「糖尿病内科専門医」と限定してますが、いろんな領域の文献を読む人は、こんな記載にしておくとよさそうです。

あなたの立場:

質問に具体的で正しい回答をするための専門領域を考え、その一流の専門職として回答してください

最初に、どんな専門領域の知識を持つ専門職として回答するのかを必ず明示すること

どんな分野の専門家として回答してくれたのかも、こちらは把握できるようにしておきましょう。

ステップ② 検証「カスタムインストラクション(Custom Instruction)」を使うとどうなる?

例のように、カスタムインストラクションを書いたら、下の青枠のところで機能をONにして実践してみましょう。

例として、ある糖尿病治療薬の英語文献(臨床試験の結果部分)を日本語訳してもらいます。

こちらはカスタムインストラクションの設定前。

がんばって要約してくれていますが、”ただの日本語訳”といった感じですね。

続いてカスタムインストラクションを設定後。

事前に日本語で解説するように指示してるので「日本語訳して」という指示すら不要。英語文献をコピぺするだけ。

かなり読みやすくなり、一撃で英語文献のだいたいの内容が理解できます。

プロンプトの入力なしで、英語文献の結果部分をコピペするだけで、ここまでやってくるのは大助かりです。

仕事や学業で、英語を読む機会が多いかたはカスタムインストラクション(Custom Instruction)を取り入れてみてはいかがでしょうか?

補足ですが、カスタムインストラクションの「ON」にし続ける限り、この設定で回答しつづけます。

お仕事や学業以外のときはOFFにしておいてくださいね。

では、AIでラクして、よい文献ライフを送りましょう。