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“無料”でこれだけ変わる!ChatGPTの情報収集の質が変わるプロンプトテクニック2選!

“無料”でこれだけ変わる!ChatGPTの情報収集の質が変わるプロンプトテクニック2選!

▼こう思っている人向け

・情報収集や自分の考えを深めるときに、ChatGPTを使いたいけど、どうしたらいいの?

・めんどうなプロンプトはイヤ!!カンタンにChatGPTと”壁打ち”する方法ってないかなぁ

▼本日のゴールイメージ

普段のプロンプトに一言付け加えるだけ!ChatGPTを使って効率的に情報収集やブレインストーミングが出来る!

  

▼動画でも解説しています。

動画のほうが分かりやすいので、よかったらどうぞ。

  

ちょっとコムズカシイですが、根拠はこちら。

AIを使うときのプロンプトの工夫に関する26個の原則が、エライ先生たちから発表されています。

Principled Instructions Are All You Need for Questioning LLaMA-1/2, GPT-3.5/4

大規模言語モデルへの問いかけとプロンプトのプロセスを合理化するために設計された26の原則を紹介

LLaMA-1/2(7B、13B、70B)、GPT-3.5/4で広範な実験を行い、提案された原則が指示とプロンプトの設計にどのように効果的であるかを検証

  

GTP3.5やGPT4などの大規模モデルは、

今回の「26コの原則」を使うことで回答精度が上がりやすいみたいです(緑のバーが一番伸びていますよね)

   

てなわけで、26個の原則から、手軽かつ有益なものを2つに絞ってご紹介していきます!

  

原則① 情報収集するとき便利!『固定概念を捨てて答えて』

こちらは26コの原則のうち13番目に紹介されてます。

▼プロンプトの原則 『偏見や固定概念を避ける』

プロンプトはバイアスを減らすように作り中立的な言葉を使いましょう

なんだかコムズカシく見えますが、

実際にはプロンプト内に、「偏見を持たず、固定概念に縛られずに回答してください」と入れるだけです。  

   

   

そもそも、何故こんなプロンプトが必要なのか?

その理由は「実はChatGPTってイエスマンになりがちだから」。

  

ChatGPTって、利用者の意図を汲んで、ポジティブな回答をしてくれる雰囲気を感じませんか??

欠点としては、イエスマン過ぎて情報が偏ってしまいがち。。

これってChatGPTを情報収集で使う際、大きな欠点になりますよね。

それを解消するのが、こちらのプロンプトです。

  

たとえば、こんな感じ。

✔失敗例 

「血圧を下げるのは良いことですか?」

って聞くと、とうぜん血圧を下げる良い部分だけを挙げてきます。

  

✔改善例

プロンプト「偏見を持たず、固定概念に縛られず回答してください」

と一言加えてみました。

そうすると、ネガティブな情報も加えてくれています。

※無料版のGPT3.5を使っています。

  

もし、ご自身が全く知らない分野のことをChatGPTで調べるときには、

中立的な回答をしてもらったほうが良いですよね?(特にビジネスで使うときは)

  

その際に、めんどうなことを考えずに、この一言を加えるだけのプロンプトが役立ちます。

ぜひお試しください。

  

  

原則② 考えを整理するとき便利!『私に質問して』

原則② ChatGPTに質問してもらう

ChatGPTがあなたに質問を繰り返し行い、必要な情報を得るまで、あなたから正確な詳細や要件を引き出すことを許可してましょう!

例えば、「これからは、私に○○について質問してください」とプロンプトの最後に加えてください。

  

このプロンプト、じつは26コの原則のなかで

もっともChatGPTの回答の質が向上するみたいです。

ぜひ使いこなしたいところ。

  

たとえば、こんな感じ。

✔失敗例 

私は1年以内にITエンジニアとして転職を考えています。私はこれまで10年間IT系の企業で勤めてきました。 転職を成功させるためのアドバイスをください。

⇒もちろんChatGPTはアドバイスをくれますが、一般的な回答で終了しています。

  

  

✔改善例

プロンプト「あなたは私に質問をしながら、私が取り組むべきことを考えてください。 あなたの質問は、あなたの回答の質を向上させることが目的です。」

と加えてみました。

そうすると、ChatGPTから質問されるようになります(下図の赤線)。

これに答えることでChatGPTからの回答の質が高まっていきます。

 

さらにやり取りを続けていきます。

「失敗例」のときに比べて、より具体的なアドバイスをくれるようになりますね。

※無料版GPT3.5を利用

  

毎回これをやるのは面倒かもしれませんが

ご自身の考えを特に深めたいときに使ってみるとよさそうです。

おまけ 26コの原則のなかで最も改善が見込めないプロンプトは?

(4)内容と言語スタイル、例えば、LLMに礼儀正しくする必要はないので、「お願いします」、「差し支えなければ」、「ありがとう」、「私は…したい」といったフレーズを追加する必要はなく、要点に直接進むこと

  

プロンプトに「お願いします」や「ありがとう!」などのフレーズを加えるのは不要!!とのこと。

ついつい、やっちゃいますよね?

ChatGPTからの回答に対して「ありがとう!」って返していませんか?

これはホントは不要みたいです。。

  

まとめ ”もっと早く知りたかった…” 情報収集が変わるプロンプトテクニック2選!

▼プロンプトの原則① 『偏見や固定概念を避ける』

”プロンプトはバイアスを減らすように作り中立的な言葉を使いましょう”

▼プロンプトの原則② ChatGPTに質問してもらう

ChatGPTがあなたに質問を繰り返し行い、必要な情報を得るまで、あなたから正確な詳細や要件を引き出すことを許可してましょう!

例えば、「これからは、私に○○について質問してください」とプロンプトの最後に加えてください

YouTube動画でも解説しています。

動画のほうが分かりやすいかと思いますので、よかったらどうぞ。