【Chat GPTより正確!】AIが学術論文をもとに知りたい情報を教えてくれる最強ツール『consensus』
調べもの&文献検索を同時にらくできる『Consensus』とは?
Consensusは『学術論文をもとにAIが質問に対して答えを返してくれるツール』
論文をもとにしてるので、難しいことに対して割と信頼性のある回答を返してくれるのはスゴイです!
同時に、回答の根拠になっている論文も提示してくれます。
たとえば、ChatGPTに“10時間以上の睡眠は人間の体の健康に繋がることを示した論文はありますか?”
って聞いた場合、それらしい回答は返ってきますね?
でも、Chat GPT が挙げてくれた論文をひとつひとつ読んでみようとすると・・・
実在しない!!
ってことはよくあります。
Chat GPTの仕組み上、いろんなところから、言葉をつまみ食いしてくるので
論文の書誌事項は完全にでたらめ!
なんてこと、ザラにありますよね?
でも、これを解決できるのがConsensusです。
Consensusの場合は、完全に実在する文献(しかも査読を受けた雑誌のみ)から
答えを拾ってきてくれます。
本日の目的:何かの問いに対して、学術論文を基にした回答をゲットする!(もちろん根拠になってる論文も分かる)
所要時間5~10分
※例 『10時間以上の睡眠は人間の体の健康に繋がりますか?』に対する答えを知りたい!
実際の作業過程は動画で紹介しています。
仕事や作業を”らくしたい”ひとに役立つノウハウを紹介してるのでチャンネル登録お願いします。
実際に『Consensus』で調べてみる 4step!
※例 『10時間以上の睡眠は人間の体の健康に繋がりますか?』に対する答えを知りたい!
①初回だけログインが必要(Googleのアカウントで代用可能)
②ログイン画面へ。真ん中の検索窓に質問を入力するだけ
まずは日本語で。
『10時間以上の睡眠は人間の体の健康に繋がりますか?』
下のように、問いに対する回答箇所と、根拠になってる論文が示されます。
③同じ質問を英語でやってみると??
日本語で調べたときよりもシステマティックレビューやメタアナリシスなどの、信頼性がたかい文献が上位に上がってきます。
より正確に調べたいときは、英語で質問したほうがよさそうです。
④根拠になった論文を見てみる
各回答をクリックすると、根拠になった論文をみることができます。
もちろん、PDFの取得も可能です。
これはChat GPT ではできない大きなメリットですね。
便利機能! 『Consensus Meter』-たくさんの回答を一つにまとめてYES/NOを判定-
たくさんの回答を一つにまとめて、YES/NOを判定してくれる機能があります。
下の例では、
運動は体にいいですか?(Is exercise good for you?)という問いに対して
YES:88%、Possibly:12%と、いくつかの文献からの回答を基に投票結果のようなものを作ってくれます。
これは、複数の学術文献をもとにした、全体の意見をまとめてくれるので、かなり便利に見えます。
⇩下の検索窓の、さらに下「Synthesize」をクリックするとこの機能が使えます。
ただし、現状では、運動は体にいいですか?(Is exercise good for you?)くらいのカンタンな質問でないと、この機能は使えなかったりします。
さらに、このConsensus Meterの機能は今後有料化されるとの話もあり、今後の使い勝手と言う意味では微妙です。
「Consensus」のメリット/デメリットは?
▼メリット
・無料
・査読(Peer-reviewed)を受けた論文を基に、質問に対する回答を返してくれる
⇒『わりと正確で学術的にも信頼できる情報源から、回答してくれる!』っていうこと!
・医学や科学、経済など幅広い範囲の文献情報をもとに回答してくれる
・たくさんの回答を一つにまとめて、YES/NOを判定してくれる(Consensus Meterっていう機能。使用できる場面は少ないけど)
▼デメリット
・たくさんの回答を一つにまとめて、YES/NOを判定してくれる機能『Consensus Meter』は今後有料化される予定