たったひと工夫でChatGPTの回答精度爆上げテクニック【知らないと絶対に損!】
▼こう思っている人向け
・ChatGPTって便利だけど、なんだか不正確な答えも多くない?
・ChatGPTの答えの正確性を上げるカンタンな方法ってないかな?
▼本日のゴールイメージ
普段のプロンプトに一言付け加えるだけで、ChatGPTからの回答の正確性をアップさせられる方法を知っている
▼動画でも解説しています。
YouTube動画のほうが分かりやすいので、よかったらどうぞ。
ChatGPTの答えの正確性をアップさせる方法⇒結論:段階的にタスクをやってもらう
ChatGPTにタスクをお願いするとき、こんなお願いをしていませんか>
下記の英文を、日本語で簡潔な文章に直して
≪英文をコピペ≫
ありがちですが、
実はこれってあんまりよいプロンプトではないんです。
その理由は、2つのタスクを一気にやらせているから。
①英文を日本語に直す ②日本語を簡潔な文章にする
この2つを一気にやっちゃっています。
これがChatGPTから不正確な回答が返ってくる原因のひとつに・・・
では、どうするか?
『段階的にやってもらいましょう』
というのが、カンタンにできる解決策のひとつ。
ちょっとコムズカシイですが、根拠はこちら。
Large Language Models are Zero-Shot Reasoners
東京大学の先生たちが出している論文にこう書かれています。
「一歩ずつ考えてみよう(“Let’s think step by step”)」というフレーズを加えるだけで、LLMもゼロショット推論に優れていることを示した
Large Language Models are Zero-Shot Reasoners
ゼロショット推論とは、簡単に言うと、何か新しいタスクや問題に対して、そのタスクや問題に特化して訓練されていないにも関わらず、答えを導き出す能力のこと。
一歩ずつ考えてみよう(“Let’s think step by step”)
要するに、ChatGPTみたいな言語モデルに、
考えさせる時間を与えると正確性が増すよ!
ってことですね!
じっさいに”段階的に”タスクを行ってもらうことで、
その正確性は向上してるみたいです!
では、コムズカシイ話は終了して、
さっそく実践してみましょう。
失敗例 段階を踏まずに一気にタスクを依頼
分かりやすくするため、まずが失敗例から。
下記のような依頼をしてみます。
そうすると、もちろんChatGPTは、表にまとめてくれますが、一部に間違った回答が。。
一番うえの「北海道日本ハムファイターズ」の本拠地は間違っているようです。
成功例 段階的を踏んだプロンプトでChatGPTに依頼
続いて、上手くいった例。
下記のようなプロンプトで、段階的にタスクを行ったもらいます。
そうすると、正確な情報の表を作ってくれました。
先ほど、間違っていた「北海道日本ハムファイターズ」の本拠地も正しいです。
「段階的にタスクをこなしてもらう」というのは、ある程度効果がありそうですね。
※AIの回答なので、毎回同じ回答が返ってくるわけではありません。なので、段階的にタスクをお願いしても間違った回答が返ってくる可能性がある点は要注意です。
失敗例 「一歩ずつタスクをこなして」と加えてみる
最後に、失敗例です。
今回、参考にした文献には下記のように書いてあります。
「一歩ずつ考えてみよう(“Let’s think step by step”)」というフレーズを加えるだけで、LLMもゼロショット推論に優れていることを示した
Large Language Models are Zero-Shot Reasoners
なので、「タスクを一歩ずつこなしてください。」のような記載を加えるだけで、タスクを正確にこなすようになるのか検証してみます。
結論としては、これは上手くいかず。。
「北海道日本ハムファイターズ」の本拠地がまたもや間違っていました。
ChatGPTに、タスクを段階的にこなしてもらうには、成功例のときのように、具体的なステップを書いてあげたほうが良さそうです。
▼成功したプロンプト(段階的な指示になっている)
まとめ
▼本日のゴールイメージ
普段のプロンプトに一言付け加えるだけで、ChatGPTからの回答の正確性をアップさせられる方法を知っている
本日は、東京大学の先生たちが出している論文をもとに、カンタンにChatGPTの回答精度を上げられるやり方についてご紹介しました。
「一歩ずつ考えてみよう(“Let’s think step by step”)」というフレーズを加えるだけで、LLMもゼロショット推論に優れていることを示した
Large Language Models are Zero-Shot Reasoners
▼動画でも解説しています。
YouTube動画のほうが分かりやすいので、お時間があればよかっらご覧ください。